これもまた愛

LOVE KENTYって言いたい

帰り道 to you

麒麟の子/Honey Honey

通常盤のカップリング2曲目。

 

 

麒麟の子 / Honey Honey(通常盤)(特典なし)

麒麟の子 / Honey Honey(通常盤)(特典なし)

 

 



 

 

これね、最初、小さくて良い曲だな、くらいの感想だったんですよね。

 

小さくてっていうのは、身近でってことなんですが。

 

でね、歌詞カード見ながら聴いたら

 

号泣した。

 

曲に泣かされるの、そんなにないんですけど。

 

 

これは、終わった恋を思い出して、切なくてあたたかくなるような気持ちの曲だと思う。

 

エピソードが具体的で細かいの。

それがすごくその情景が思い描けるのね。

 

改札で待ち合わせして走ってくるところ

とか、

帰り道アイスを買って半分こした

とか、

突然はじまるしりとり

とか、

壊れた傘に笑う

とか、

 

そういうささいな、だけど振り返ると輝いてる思い出たちのことを歌ってて。

悲しいというよりはよい思い出として振り返る感じ。

 

いまさら終わった恋のことは思い出さないのですが、

 

大人になるまでの限られた時間の子どもたちとの日々、とくに娘のことを思うと、あまりにも心情がぴったり過ぎて泣けて泣けて仕方なかったです。

 

 

 

 

超個人的な話ですが。

 

娘は高校生になって、元々自立した人だけど

すごく自分の世界、わたしには話を聞くだけしかできない世界に入っていったんだな、と思っていて。

 

べつに悲しくもなかったし、成長だし、自分も高校生のときは親のことなど関係なく好き勝手してたし、

そんな自分に比べたら家族に優しいほうだし、

家族の予定にも合わせるほうだと思うんです。

だから、まあ、ちょっとさみしいときもあるけど、そんなもんだよなあと思っていた。

 

ただ、高校生になるまでの、 Sexy Zoneにものすごくハマって、そしてわたしまでどっぷりとハマってからの2年間は、

わたしと娘とSexyZoneの思い出がたくさんありすぎて。

 

娘とわたしは全然タイプが違って、パパに似てる娘とわたしには共通点があんまりないなあと思っていたし、

中学生になって、親のできることってご飯作って食べさせることとお金出すことと、たまに話を聞くくらいだなあ、とちょっと思っていたところに、SexyZoneがやってきたので。

 

こんなに意気投合して、わたしたちの似ているところ(オタク気質)がこんなにあるとは!と思ったのも、彼女と暮らして初めてのことだったので。

 

このままだんだん離れていくのかなーっていう、反抗期がきてもおかしくない時期の、思いもかけない2年間だったから、

言ってみれば、それはSexyZoneがプレゼントしてくれたご褒美みたいな時間だなと思ってたし、長くは続かないよなあとも思っていた。

 

その2年間に、遠くのコンサートにもいったし、24時間テレビも全力だったし、

それ以外にも、日々、ラジオを聴き、テレビを見て、雑誌を見ては熱い想いを語り合ってたので。

 

遠征先で道がわからなかったり、コンビニでお菓子(ガルボ)買ったり、風が強くて死にそうになった宮城とか、グッズを買うのに並んだ暑い名古屋とか、他の家族には一言も告げずに鎌倉を巡ったあの日、とか、

 

娘にしてみれば、周りにセクゾのファンがいたらきっと同世代の友だちとやりたかったこともあったと思うけど。

 

わたしには、それこそ、

 

バラ色と呼ぶにはありふれた日々

輝いてるわりにはくだらない日々

 

だったんだと思う。

 

でも、人生であれだけ一緒に過ごすことはたぶんもうなくて、

彼女はもっと外の世界へいくし、交友関係だって広がっていくし。

 

彼女の中学生活はそれなりにハードだったから(気持ちの上で)

そのハードな生活の心の拠り所がSexyZoneでもあったのだと思うから、

 

アイドルを心の支えにしなくても、充実した日々が過ごせるならそれはすごく良いことだし、

 

とても良いことしかないけど。

 

いろんなところに一緒に出かけて興奮して帰ってきて、そのことを、またたくさん喋ってたあのときには

 

もう戻れない 帰り道 to you

 

ではあるんですよ。

 

 

こんな切なさがわたしの中にあるとは思っていなかったのに。

 

そんなふうに思うのはどっちかというと、ちょっと嫌なんです。

思い出は美しいけど、未来を見ていきたいから。

 

そんなわたしを号泣させたこの曲は、

好きとか嫌いとかではなく、

 

わたしの思い出に寄り添って

いつまでも娘の成長を嬉しく思う反面、

離れていくことに対する何とも言えない切なさを

この先もずっとわたしに思い起こさせてくれるんだろうな、と思っています。

いつまでも美しい思い出として。

 

ありがとう、SexyZone。

 

 

 

この切なさをあと息子2人分も体験するのかな。

どーでもいいようなこと、たくさんある。

 

息子たちはなぜかわたしをいろんな呼び方で呼ぶのですが、

 

ミミンクス星人03

 

ってわたしを呼ぶのが一番意味が分かりません。

 

あと、わたし1人なのに

 

マミー&ブラザーズ

 

って呼んでくるときもありますが、なんなんですか。

 

こういうのもね、

変な名前で呼び合ったり

って歌詞でステキな思い出になっちゃうじゃん。

 

 

 

 

 

いや、息子たちはまた娘とちょっと違うかもな。笑笑

 

息子たちにはまた、それぞれにしか抱けない想いがあるような。

そんな気がします。